「毎朝、起き上がるたびに腰が痛い」
「夜中に寝返りをうつたびに目が覚める」
そんな経験もしかしたら、原因は寝具にあるかもしれません。
私はリラクゼーションセラピストとして10年近く、延べ10,000時間以上の施術経験を積んできました。その経験の中で、腰の不調を訴えるお客様の多くから「寝具が身体に合っていないかも」という声を聞くことがありました。
この記事では、腰の不調を抱えている方に向けて、自分に合ったマットレスの選び方やおすすめのメーカーについてお伝えします。
結論から言うと、高反発のマットレスを軸に、自分の体重に合った硬さを選ぶのが理想的です。
本記事を読み終えるころには、次の疑問が解決できます。
- 自分に合うマットレスの選び方
- マットレスを導入するメリット
- 予算の目安
- 返品・お試し対応の有無
腰痛に悩む方が、一日でも早く快適な睡眠を手に入れられるよう、丁寧に解説します。

- 現役リラクゼーションセラピスト
- 2016年から累計10,000時間の施術実績有り
- 日本リラクゼーション業協会 リラクゼーションセラピスト検定1級
マットレス選びで確認したい2点
腰痛持ちの方がマットレスを選ぶ際、まず押さえておきたいポイントが2つあります。
高反発であること
腰痛持ちの方には高反発マットレスがおすすめです。
高反発マットレスは身体が沈み込みすぎず、適切な反発力で腰をしっかり支えてくれるからです。

一方、低反発マットレスは腰が深く沈み込みやすく、背骨のS字カーブが崩れる原因になります。S字カーブが崩れると、腰や背中の筋肉が緊張した状態が続きやすくなります。
腰への負担を減らすためにも、まず高反発であるかどうか確認しましょう。
体重に合わせたニュートン値を選ぶこと
高反発のマットレスを選ぶ際に、自分の体重に合ったニュートン値を選ぶことが、各メーカーの推奨になっています。
ニュートン値とは?
ニュートン値とは、マットレスの硬さを数字で表したものです。数字が小さいほど柔らかく、大きいほど硬くなります。
硬さの目安は次の通りです。
| 体重(体型) | おすすめのニュートン値 |
|---|---|
| 50kg以下(痩せ型) | 100〜150N程度で、やや柔らかめ 硬すぎると腰が浮いてしまい、体圧が分散されない |
| 50〜80kg(標準体型) | 140〜170N程度で、普通からやや硬め 一般的に最もバランスの良い硬さ |
| 80kg以上(がっしり体型) | 170N以上で、硬め しっかりとした反発力で腰の沈み込みを防ぎます |
自分の体重に合った硬さを選ぶことが、各メーカーの共通した目安です。
腰痛持ちがマットレスを導入すべき理由
マットレスは腰痛持ちの方にとって導入するべき2つの理由があります。
どの体勢でも理想的な寝姿勢(S字カーブ)を維持できる
適切なマットレスを使うことで、寝ている間も背骨のS字カーブを維持しやすくなります。
人間の背骨は立っているときに緩やかなS字カーブを描いており、このカーブが保たれている状態が筋肉にとって最もリラックスできる姿勢です。
睡眠中は、寝返りによって姿勢が繰り返し変わります。
総寝返り回数は1日当たり24±9.8(6―38)回
引用:第50回日本理学療法学術大会「健常者における睡眠中の寝返り回数と日間変動の検討」
ただしこれは健常成人8名を対象とした研究で、6回から38回までばらつきがあります。
寝返りの回数には個人差があります。
体圧を分散させる効果がある
マットレスは身体の凹凸に合わせて素材が変形するため、体重が全体的に分散する仕組みになっています。

西川の調査によると、仰向けで寝た場合、体重の約44%が臀部に集中するとされています。
私の施術経験でも、腰の不調の原因は臀部の血行不良であることが多いです。腰の不調を緩和するために臀部の筋肉をほぐすことを重要視としています。
つまり、腰痛軽減において、臀部への体圧を適切に分散させるのが大きな鍵となるでしょう。
適切なマットレスを使うことで臀部への圧力が分散されます。
ただし、腰の不調がやわらぐかどうかは人によって違います。
腰の不調を抱えている方に向いている3メーカー
数あるマットレスの中から、腰痛持ちの方におすすめできる3メーカーをご紹介します。
おすすめのメーカー3選
おすすめのメーカーは次のとおりです。
| NELLマットレス | ムアツマットレス(昭和西川) | エアウィーヴ(S01) | |
|---|---|---|---|
| 特徴 | コイルが独立して動く構造のため、体の動きに合わせてマットレスが追従し、腰への余計な負担がかかりません。 | 凹凸の「点」で身体を支える独自構造により、身体の特定部位に圧力が集中しにくく、腰への負担を分散させます。 複数のグレードがあることが特徴で、自分の体型や予算に合わせて選べます。 | 独自のファイバー素材により、あらゆる方向への寝返りを楽にします。 通気性が高く蒸れにくいため、睡眠の質を妨げません。 |
| 価格(シングル) | 税込79,000円前後(セール時はさらに割引あり) | 税込49,500円〜 | 税込75,000円前後 |
| サイズ | シングル〜キング 5サイズ | シングル〜キング 5サイズ | シングル〜クイーン 4サイズ |
| トライアルの有無 | 120日間フリートライアル付き、合わなければ返金対応可能 | 90日間のお試し期間あり、返品可能 | 30日以内であれば返品可能、定額プランもあり |
| 公式サイト | 公式サイト |
※価格は時期により変動する場合があります。最新価格は公式サイトをご確認ください。
3メーカーに共通する選ばれる理由
この3メーカーが多くの腰痛持ちの方に選ばれているのには、共通した理由があります。
- 反発力が高く、スムーズに寝返りがうてる
- 身体の凹凸に合わせて体重を分散させており、腰に負担がかかりにくい
- 多重構造で寝心地と支持力を両立している
- 長時間使用してもヘタりにくい
気になるマットレスがあったら、これらのポイントも満たされているかも注目です。
こんな人は注意
ここまでは一般的な腰痛持ちの方を対象にマットレス選びのコツを説明しました。
ただし、腰痛のタイプによって確認するポイントが異なります。該当する方は次のポイントに注意しましょう。
反り腰の方
反り腰の方は、硬すぎるマットレスを選ぶと腰への負担が逆に大きくなる場合があります。

一般的には高反発・硬めが腰痛に良いとされています。しかし、反り腰の場合は硬すぎると腰とマットレスの間に隙間ができ、腰が浮いた状態で寝ることになります。
そのため、反り腰の方は「体圧分散性」の高さを重視して選ぶことをおすすめします。
マットレスを選ぶ際は商品説明やメーカーの公式サイトで「体圧分散」という記載があるかどうかを確認してみましょう。
腰の痛みが続いている場合や、足にしびれがある場合は、寝具を見直すより先に整形外科へご相談ください。
よくある質問
ここではマットレスを購入するにあたって、よくある質問をまとめました。
- 使っているマットレスが合いません。
買い換えるまでに一時的にできる応急処置はありますか? -
今すぐできる応急処置が3つあります。
①マットレストッパーや敷きパッドを重ねる
高反発のトッパーを重ねると、沈み込みが浅くなります。
②クッションや枕で寝姿勢を調整する
仰向けで寝る場合は膝の下に、横向きで寝る場合は膝の間にクッションや枕を挟むことで、腰への負担を軽減できます。
とくに膝の下にクッションを置くと腰のくぼみが埋まりやすくなり、寝ている間の腰の反りが浅くなります。
③身体を温める
腰まわりを温めることで血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。
入浴や温熱シートを活用して、就寝前に腰まわりを冷やさないようにしましょう。
- マットレスを買い替えるべきタイミングについて教えてください
-
次のような状態が見られる場合は、買い換えを検討してください。
へたり:体重がかかっていない状態で、腰やお尻の部分に2〜3cm以上の凹みが見られる
底付き感:寝たときに下にあるベッドフレームや床の硬さを直接感じる。このときクッション性は体感できません。
体の不調:以前は感じなかった腰痛や肩こり、起床時の疲労感などが続くようになる。
異音・劣化:寝返りをうつたびに「きしきし」と音がする、またはスプリングが身体に当たる感覚がある。
衛生面:カビやひどい汚れが取れない状態は、衛生面だけでなく健康面にも影響を与えます。
- マットレスの寿命はどれくらいでしょうか?
-
一般的なマットレスの寿命は5〜10年が目安です。ただし使用されている素材によって異なります。
- 低反発ウレタン:3〜5年
- ボンネルコイル:6〜8年
- 高反発ウレタン:6〜8年
- ポケットコイル:8〜12年
まとめ:マットレスは高反発で自分の体重に適切な硬さを選ぼう
寝具が合っていないと感じている場合、マットレスの見直しは選択肢のひとつになります。
選び方のポイントは次の2点です。
- 高反発であること
- 自分の体重に合ったニュートン値を選ぶこと
体重が重い方はより硬めのマットレスを選ぶことで、腰の沈み込みを防ぎ、背骨のS字カーブを維持しやすくなります。
また、腰の痛みが続いている場合は、寝具の見直しだけで解決するとはかぎりません。
気になる症状があるときは整形外科へご相談ください。
今回ご紹介した3メーカーは、いずれも腰痛持ちの方からとくに支持されている商品です。
| NELLマットレス | ムアツマットレス(昭和西川) | エアウィーヴ(S01) | |
|---|---|---|---|
| 特徴 | コイルが独立して動く構造のため、体の動きに合わせてマットレスが追従し、腰への余計な負担がかかりません | 凹凸の「点」で身体を支える独自構造により、身体の特定部位に圧力が集中しにくく、腰への負担を分散させます 複数のグレードがあることが特徴で、自分の体型や予算に合わせて選べます | 独自のファイバー素材により、あらゆる方向への寝返りを楽にします 通気性が高く蒸れにくいため、睡眠の質を妨げません |
| 価格(シングル) | 税込79,000円前後(セール時はさらに割引あり) | 税込49,500円〜 | 税込75,000円前後 |
| サイズ | シングル〜キング 5サイズ | シングル〜キング 5サイズ | シングル〜クイーン 4サイズ |
| トライアルの有無 | 120日間フリートライアル付き、合わなければ返金対応可能 | 90日間のお試し期間あり、返品可能 | 30日以内であれば返品可能、定額プランもあり |
| 公式サイト | 公式サイト |
3メーカーともトライアル期間が設けられているので、まずは実際に自宅で試してみることをおすすめします。自分に合ったマットレスを見つけて、毎朝スッキリと目覚められる快適な睡眠を手に入れてみてください。
寝起きに腰が痛む原因は、寝具だけとは限りません。睡眠中に筋肉が硬くなることや、起き上がり方も関係します。
買い替えを決める前に原因を確かめたい方は、寝起きの腰痛に悩んでいる方必見をあわせてご覧ください。


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