こんにちは。
本日は浅田すぐるさんの「すべての知識を『20字』でまとめる 紙1枚!独学法」について書評していきます。
効率の良い独学において大事なことは20字でまとめて要約をする習慣を身につけること。著書では「1シート・ラーニング・システム」という仕組みを使い我々の独学力向上において大きな救世主となってくれるだろうと考えています。ここでは、まとめて要約することがなぜ効率の良い独学法として扱われる理由とその具体的な実践方法について解説していきます。
【目次】
・「1シート・ラーニング・システム」とは何か?
・なぜ、まとめて要約が重要なのか?
・「1シート・ラーニング・システム」での、初伝、中伝そして奥伝について
・「1シート・ラーニング・システム」とは何か?
こちらは著者が考案したフレームワークです。内容を整理する際に、「紙1枚」、「枠内に収める」、「テーマに沿う」という3つの制約をかけることで内容がしっかり定着できる。これは
トヨタ社内で作成する資料と作り方が非常に似ています。著者自身も要約力はトヨタで鍛えられたとも話しています。
・なぜ、まとめて要約が重要なのか?
自分の言葉で言い換えて咀嚼をすることにより、思考整理がされるため頭の中に残りやすいからです。学んだことを仕事に活かせるようにするには、上記のような作業を習慣化することでその効率を上げることができる。そのほかにも、学ぶ目的を明確化する。こちらも基本的なことではあるが重要なことである。本書では学んだことがなぜ仕事に活かされていないのか、について逆の行動が明記されている。
・「1シート・ラーニング・システム」での、初伝、中伝そして奥義について
「1シート・ラーニング・システム」には、初伝、中伝そして奥義と大きく3つ段階というのがあります。
①「初伝」→インプットにおけるまとめについて。
「1シート・ラーニング・システム」ではまず、目的を明確にするためそれを書く作業があります。次にキーワードをシートに書いて埋めていく。これには10分など時間を決めて行った方が良いいと著者は話している。なぜならば、人の集中力はそんな長く持つものではないからである。キーワードが埋まったら今度はそれを元に20字での要約を行う。
②「中伝」→アウトプットにおけるまとめについて。
アウトプットとは何か。本書では人に説明することと明記されている。トヨタで著者が働いていた時も周りがアウトプットを意識して仕事をしていた為、当然質疑応答のレベルも高かったといわれている。じゃあ、アウトプットできるレベルとは一体どんなものなのだろうか?
それは、理解していく過程でWhat,How,Whyといった3つの疑問が解消された状態である。
例として、「サウナは身体にめっちゃ良い」ついて3つの疑問を解消しながら説明していきます。
「What」→疲労回復、免疫力を上げる、うつ病の予防になる
ここでは、具体的なサウナのメリットを挙げています。
「How」→サウナ、水風呂、外気浴を3セット繰り返す
ここでは、具体的なサウナの過ごし方について説明しています。
「Why」→サウナに入ることで血流がよくなるから
ここでは、サウナが良いとされている理由を説明しています。
③「奥義」→学習の目的は自分目線ではなく、他者目線で見る必要がある。そして、学習の根本はいかに他者に貢献できるのかである。実際に著者は学習目的の視点を自分から他人に切り替えたことにより、伸び悩んでいた売り上げを伸ばすことができた。その経験をもとに、自分よがりで学習を行っても意味がない。誰かの助けになるというマインドを持って学習をすることにより力が発揮されるのだと著者は話しています。
いかがでしたでしょうか?まずはフレームワークの型を理解しながら慣れていく必要があります。
しかし、一度身につけてしまえば大きな武器になることは間違えないでしょう。
私も、「1シート・ラーニング・システム」を活用して独学の質を上げて参ります。
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